湯たんぽと電気毛布、どっちを選ぶ?温まり方・電気代・手間の違いを比較

ふわふわのカバーが付いた湯たんぽと、折りたたんだ電気毛布が、布団の上に置かれた冬の夜のイラスト 季節の整え
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寒い夜、冷たい布団に足を入れる瞬間は、思わず体がきゅっと縮こまってしまいますよね。

できれば、ふんわり暖かい布団に入って、そのまま眠りにつきたいものです。

でも、湯たんぽはお湯の準備や管理が面倒かもしれないし、電気毛布は電気代がどのくらいかかるのか気になって、結局どっちを買えばいいのか決められない、という方も多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、お湯を用意する手間をかけてでも、じんわりした温かさが好きな方は湯たんぽ、準備の手間を減らして、寝床を広い範囲で温めたい方は電気毛布のほうをおすすめします。

湯たんぽと電気毛布は、温まる場所も、寝る前にすることも、電気の使い方も違います。

自分が何を大事にしたいかが見えてくると、どちらが合うかも決めやすくなります。

温まり方・電気代・手間の違いについて、詳しくは記事内で紹介しています。

ご自身がどちらを選んだらいいか、決められるように解説してみました。

湯たんぽと電気毛布、どっちがいい?迷ったときの選び方

迷ったときは、「手間」「電気代」「温まり方」のうち、自分が何を大事にしたいかで選ぶのがおすすめです。

湯たんぽと電気毛布は、どちらも布団を温めてくれる道具ですが、得意なことがそれぞれ違うからです。

まずは、違いを表にまとめてみました。

比べるところお湯を入れる湯たんぽ電気毛布
温まり方足元など、置いた場所をじんわり身体が触れる広い範囲をふんわり
寝る前の準備お湯を沸かして注ぐコンセントにつないでスイッチを入れる
電気の使い方布団の中では電気を使わない(お湯を沸かすときにガスや電気を使う)使っている間、電気を使う
寝る前に温めたあと時間がたつにつれて温度が下がっていく設定によって温度を調節できる
片づけお湯を捨てて、乾かすコードをまとめて、たたむ

表を見ながら、ご自分の夜の過ごし方を思い浮かべてみてください。

たとえば、寝る前にお湯を沸かす時間を「ほっとするひととき」「気持ちよく眠りにつくためのルーティン」と感じられる方は、湯たんぽ。

手間をかけずに温かい布団に入りたい方は、コンセントにつないでスイッチを入れる電気毛布。

布団に入ったとき、冷たいのが足先だけなのか、背中や肩まで冷えるのかも、選ぶときの手がかりになります。

「お湯の準備は避けたいけれど、電気毛布にするかは迷う」という方には、充電して使う湯たんぽという選択肢もあります。

このように、大事にしたいことを先に決めておくと、自分に合うほうを選びやすくなります。

湯たんぽと電気毛布が、それぞれ向いている人をまとめた表

湯たんぽがおすすめな人

お湯を用意する手間をかけても、じんわりした温かさを楽しみたい方には、湯たんぽがおすすめです。

たとえば、次のような方に合いやすいです。

  • 布団に入る前に、足元を温めておきたい方
  • 布団の中でコードやスイッチを気にしたくない方
  • 寝る前にお湯を沸かす時間が、あまり苦にならない方
  • コンセントが枕元から遠い部屋で寝ている方

寝る前にお湯を沸かして、ついでに温かい飲みものを用意する、という流れが好きな方もいらっしゃいます。

寝る前に、ぽかぽかした湯たんぽで布団の中を温めておく場面を思い浮かべて「いいな」と感じたら、湯たんぽが合っているかもしれません。

足元の冷たさをやわらげたい方、電気を使わずに温める使い方が好きな方は、湯たんぽから考えてみてください。

お湯を入れる湯たんぽ

はじめての湯たんぽには、カバーが付いた、お湯を注いで使うボトルタイプが取り入れやすいです。

お湯を注いでふたを閉め、カバーをかけて布団の中に入れるだけなので、使い方が分かりやすいからです。

たとえば、寝る少し前に布団の足元へ入れておくと、布団に入るころには足元がほんのり温まりやすくなります。

布団に入るときは、湯たんぽを布団から出しておきます。

お手入れは、本体は水洗い、カバーは洗濯表示に従って手洗いするタイプなら、朝お湯を捨てたあとに、さっと洗って乾かしておけます。

お手入れ方法は製品によって違うので、表示や取扱説明書を確かめてください。

選ぶときは、カバーの手ざわりや、お湯を注ぎやすい口の形になっているかを見ておくと、毎日使う場面を想像しやすいです。

↓カバーの色合いや本体サイズの詳細はこちら

電気毛布がおすすめな人

準備の手間を減らしたい方、寝床を広い範囲で温めたい方には、電気毛布がおすすめです。

たとえば、次のような方に合いやすいです。

  • 足元だけでなく、背中や腰まわりまで冷たく感じる方
  • 寝る前にお湯を沸かす時間をとりにくい方
  • 就寝前に、寝床を温めておきたい方
  • 朝方の冷えこみで、目が覚めてしまうことがある方

帰りが遅くなった夜でも、疲れて何もしたくない夜でも、スイッチを早めに入れておきさえすれば、布団に入るころには寝床が温まっています。

敷いても掛けても使える電気毛布

電気毛布を選ぶなら、敷いても掛けても使えるタイプが、使い方の幅を広げやすいです。

その日の寒さや気分に合わせて、使い方を変えられるからです。

たとえば、布団の上に敷いて先に寝床を温めておくと、冷たいシーツにふれる瞬間のつらさがやわらぎやすくなります。

掛けて使えば、肩口からすうっと入ってくる冷たい空気が気になる夜にも、温かく過ごしやすくなります。

温度を段階で調節できるので、寝る前は高めにして、布団に入るときに弱める、という使い方もできます。

電源を切る時間を設定できるタイプなら、切り忘れ対策にも役立ちます。

また、コントローラーを外して本体を洗えるタイプなら、汗や皮脂が気になったときに洗濯できて、気持ちよく使い続けやすいです。

敷く使い方も掛ける使い方も試してみたい方には、兼用タイプの電気毛布が向いています。

↓敷いても掛けても使える電気毛布
つくりや機能を確かめてみる

温まり方の違い:足元をじんわりか、広い範囲か

温まり方は、湯たんぽが「置いた場所をじんわり」、電気毛布が「身体が触れる広い範囲をふんわり」という違いがあります。

たとえば、湯たんぽを入れておいた布団は、置いていた足元の部分がぽかっと温まっているのが特徴です。

足元に置くだけでなく、腰のあたりなど、温めておきたい場所に置いておく、という使い方もできます。

それに対して、電気毛布を敷いておくと、身体が触れる広い範囲を温めやすいです。

寝返りをうったときに、ひんやりした場所にふれにくいのも、電気毛布ならではの感じ方です。

冷えるのが足先だけなのか、体全体なのかを思い出してみると、どちらの温まり方が合うかが見えてきます。

足元をじんわり温めたいなら湯たんぽ、広い範囲を温めたいなら電気毛布、と考えると選びやすいです。

電気代を比べてみる

電気代は、「どちらが多い・少ない」と決めつけず、使い方に合わせて目安を出してみるのがおすすめです。

電気代は、消費電力と使う時間、契約している電気料金で変わるからです。

たとえば、定格消費電力が50Wの電気毛布を、50Wで1時間使ったと仮定すると、0.05kWhです。

電力量料金の単価を、1kWhあたり31円として計算すると、約1.6円です。

あくまで目安なので、参考程度に見てくださいね。

出典:全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問Q&A Q7 https://www.eftc.or.jp/qa/

電気毛布は、寝る前に寝床を温める時間をどのくらいにするかで、使う時間は変わってきます。

温度の設定を弱めにするか強めにするかでも、使う電気の量は変わる場合があります。

湯たんぽは、布団の中では電気を使いませんが、お湯を沸かす場合は、ガスや電気を使います。

充電式の湯たんぽは、充電するときに電気を使います。

電気代が気になる方は、消費電力の数字や電気代の目安を載せている電気毛布を選ぶと、使う前に自分の家の場合を想像しやすいです。

数字を確かめてから選びたい方は、消費電力や電気代の目安が書かれているものを見てみてください。

準備の手間は、どれくらい違う?

準備の手間は、湯たんぽのほうが寝る前と朝にすることが多く、電気毛布のほうが少なめです。

湯たんぽはお湯の用意と片づけがあり、電気毛布はスイッチとコードの扱いが中心になるからです。

たとえば、寝る前の場面では、湯たんぽはお湯を沸かすところから始まり、電気毛布は寝室でコンセントにつないでスイッチを入れるところから始まります。

朝起きたときの場面では、湯たんぽはお湯を捨てて乾かし、電気毛布はスイッチが切れているかを確かめます。

どちらの手間なら毎日続けられそうかを、考えてみましょう。

湯たんぽは、お湯を用意する手間と片づけ

お湯を入れる湯たんぽは、寝る前にお湯を沸かして注ぎ、朝に片づける手間がかかります。

たとえば、寝る前にやかんや電気ケトルでお湯を沸かし、こぼさないようにゆっくり注いで、ふたをしっかり閉めます。

使い終わったら、ぬるくなったお湯を捨てて、本体を乾かしておきます。

この流れが暮らしになじむ方には、心地よい習慣として湯たんぽの利用も選択肢のひとつです。

「湯たんぽを使いたいけど、眠い夜にお湯を沸かす、これって毎日続けられるかな」と感じる方は、お湯を沸かさず、充電して使う湯たんぽを使ってみてはいかがでしょうか。

充電式の湯たんぽには、充電完了時の自動停止などの安全のための機能を備えた製品もあります。

機能や充電方法は製品によって異なるため、購入前に確認しましょう。

お湯を注いだり捨てたりしないので、朝の片づけも、置き場所に戻すだけです。

お湯の準備が合いそうな方はお湯を入れる湯たんぽ、手間を減らしたい方は充電式、と選び分けてみてください。

↓充電するだけで使える湯たんぽを見てみる

電気毛布の手間は、コードの扱いとスイッチを切るタイミングで調節

電気毛布は、準備の手間が少ないぶん、コードの置き方と、スイッチを切るタイミングを決めておくと使いやすいです。

電気毛布はコンセントにつないで使うので、寝床のまわりにコードとコントローラーがあるからです。

たとえば、コンセントが足元側にあるか枕元側にあるかで、コードをどこに通すかが変わります。

コントローラーを枕の横の手が届く場所に置いておくと、布団に入ったまま温度を変えやすいです。

スイッチを切るタイミングは、「布団に入るときに切る」「タイマーにまかせる」など、ご自分の過ごし方に合わせて決められます。

就寝時の使い方は、お持ちの電気毛布の取扱説明書に従ってください。

電源を切る時間を設定できるタイプなら、朝あわただしく出かける日の切り忘れ対策にも役立ちます。

コードの通り道と、スイッチの決まりごとを先に考えておくと、電気毛布を毎晩気持ちよく使いやすくなります。

寝ている間はどうなる? 朝までの温かさの違い

寝る前に寝床を温めるとき、湯たんぽは「時間がたつにつれて温度が下がっていく」、電気毛布は「設定によって温度を調節できる」という違いがあります。

湯たんぽは、時間がたつにつれて温度が下がっていくため、電気毛布のように一定の発熱を続けるものではありません。

寝る前に寝床が温まっていれば十分、という方には、この移り変わりがちょうどよく感じられるかもしれません。

湯たんぽは低温やけどを防ぐため、長時間身体に触れたままにしないことが大切です。

布団を温める目的で使う場合は、就寝前に布団から出しましょう。

それに対して、電気毛布は、温度を調節しながら使えるので、寝床を温めておく使い方に向いています。

朝方の冷えこみや、寝ている間の暑さが気になる方は、就寝前に寝床を温めておき、就寝時は電源を切るなど、取扱説明書に従って使用しましょう。

寝る前に寝床をじんわり温めておきたいなら湯たんぽ、温度を調節しながら広い範囲を温めたいなら電気毛布と考えると決めやすいです。

湯たんぽも電気毛布も、温かく感じる程度の温度でも、同じ場所を長時間温めると低温やけどにつながることがあります。

使用する際は、それぞれの取扱説明書を確認し、長時間身体に密着させないよう注意しましょう。

出典:製品評価技術基盤機構(NITE)製品安全情報マガジン Vol.351「低温やけどの事故」 https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/mailmagazin/2019fy/vol351_200225.html

湯たんぽと電気毛布は、併用できる?

湯たんぽと電気毛布を併用したいときは、まずお持ちの電気毛布の取扱説明書を確かめてください。

電気毛布の取扱説明書の中には、湯たんぽやあんかなど、ほかの暖房器具と一緒に使わないよう注意しているものもあります。

製品によって案内が違う場合があるので、ご自分の電気毛布ではどう書かれているかを見ておくと、迷わずに使えます。

併用を考えている場合は、自己判断で重ねて使わず、それぞれの取扱説明書で併用できるか確認しましょう。

重ねずに使いたいときは、日によって使い分ける方法もあります。

たとえば、足先だけが冷たい夜は湯たんぽ、布団全体がひんやりする冷えこんだ夜は電気毛布、という感じです。

お湯を沸かす余裕がある休みの前の夜は湯たんぽ、帰りが遅くなった夜は電気毛布、と手間で分けるのもひとつの方法です。

両方を持っておきたい方は、取扱説明書を確かめたうえで、その日の寒さや過ごし方に合わせて使い分けてみてください。

湯たんぽの安全な使い方や、お湯を使わない充電式の選び方は、こちらでも紹介しています。

→ 湯たんぽを高齢の方に贈りたいとき。お湯を使わない充電式など、おすすめ湯たんぽの選び方

冬の冷えや乾燥への備えは、ほかにもまとめています。

→ 冬の乾燥&冷え対策グッズまとめ!あたため・うるおい・リラックスで心地よく過ごす

まとめ

湯たんぽと電気毛布は、手間・電気代・温まり方のうち、何を大事にしたいかで選ぶのがおすすめです。

どちらにもそれぞれのよさがあり、合うほうは暮らし方によって変わるからです。

  • お湯を沸かして入れる手間をかけても、じんわりした温かさや、電気を使わずに温める使い方が好きな方は、お湯を入れる湯たんぽ
  • 準備の手間を減らしたい方、寝床を広い範囲で温めたい方、温度を調節しながら使いたい方は、電気毛布
  • お湯の準備は避けたいけれど、電気毛布にするかは迷う方は、充電式の湯たんぽ

電気代は、消費電力と使う時間、契約している電気料金で変わるので、気になる方は消費電力の数字を見て、目安を出してみてください。

布団に入った瞬間に、どこが温かいとうれしいかを想像してみるのも、選ぶときの助けになります。

ご自分に合うほうを選んで、冷たい布団に入るつらさを、ほっとする時間に変えていけるといいですね。

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