加湿器をつけてしばらくしたら、床がびしょびしょになっていた。
そんな経験をして、がっかりしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私自身も、デザインや大きさが気に入って購入した加湿器が、使い始めたら数時間で床がびしょびしょに濡れていたことがあります。
仕方なく加湿器の下にタオルを敷いて使いました。
ただ、安定感も少し不安になったし、見た目もちょっと残念な感じになってしまいました。
湿ってしまったタオルは、こまめに替えないといけません。
床の湿気も気になって、設置場所をたまに変えたりして、ちょっと残念に思った経験があります。
せっかく気に入って選んだのに、と思うと切ないですよね。
次に加湿器を買うなら、もう床は濡らしたくない。
そう感じている方のために、この記事では、床が濡れにくいとされている方式と、今の加湿器を使い続けるときの置き方の工夫をお伝えします。
買い替えるか、置き方で何とかするかを決める手がかりにしていただけたらうれしいです。
↓上から給水できる
静音の気化式加湿器はこちら
結論:床が濡れにくい傾向があるのは、気化式や加熱気化式のハイブリッド式

床が濡れにくい傾向があるのは、気化式かハイブリッド式(加熱気化式)の加湿器です。
どちらも、水を含ませたフィルターに風を通して水分を蒸発させる方式で、霧状の水滴を直接出す超音波式と比べると、床や壁が濡れにくい傾向があります。
また、床が濡れることがあるのは超音波式タイプ。水を超音波で細かい霧状にして出す方式で、使用環境によっては、霧状の水滴が周囲に付着して、床や家具などが濡れることがあります。
現在使っている加湿器が、
- 加湿器のまわりの床に、水のあとが丸く残っている。
- 近くのカーテンや壁紙が、さわるとしっとりしている。
こうしたことに心当たりがある場合、加湿器の方式を確認してみるのもよいかもしれません。
また、スチーム式は、水を加熱して蒸気を出す方式で、水滴は落ちにくいとされていますが、加湿量が多すぎると、窓や壁で結露することがあります。
床の濡れは方式だけでなく、置き場所や部屋の状態によっても変わりますので、同じ方式でも、製品によって違いが出る場合もあります。
まずは方式の違いを知ったうえで、設置場所なども考慮した上で、ご自宅に合うものを選んでみてください。
水を含ませたフィルターに風を通す、気化式

床の濡れが気になる方に、最初に候補としておすすめできるのは気化式タイプの加湿器です。
気化式は、水を含ませたフィルターに風を通して、水分を蒸発させます。
結露のリスクが低いとされています。
イメージとしては、部屋干しの洗濯物に風を当てているような仕組みです。
目に見える霧が出るわけではないので、吹き出し口のまわりに水滴がたまりにくいとされています。
加熱せず、送風だけで加湿するタイプなら、吹き出し口の熱さを気にせずに置き場所を考えやすいです。
本体の上から水を注げるタイプなら、タンクを外して運ぶ手間も減らせます。
気化式タイプで気をつけたいのは、製品によって加湿量に差があることです。
部屋の広さに合った加湿量かどうか、確かめておくと選びやすくなります。
加熱しない方式ですが、水を含ませるフィルターを使うため、フィルターやトレーなどのお手入れは必要です。
フィルターを外して洗う手順は、買う前に取扱説明書や商品ページで確かめておくと、使い始めてからとまどいにくいです。
床の濡れを気にしながら乾燥をやわらげたい方には、気化式が合いやすいかもしれません。
↓送風だけで加湿する気化式加湿器はこちら
加熱して気化させる、ハイブリッド式(加熱気化式)の加湿器
床の濡れにくさと、加湿の力の両方を大切にしたい方には、ハイブリッド式(加熱気化式)という選び方があります。
ハイブリッド式は、気化式に加熱などを組み合わせた方式です。
「加熱+気化式」と「加熱+超音波式」の2つの種類があります。

下記でご紹介しているのは、フィルターに風を通す「加熱気化式」のほうです。
気化式と同じく、フィルターに風を通して水分を蒸発させるので、霧状の水滴を直接出す超音波式と比べると、床や壁が濡れにくい傾向があります。
選ぶときは、商品ページの方式の欄に「加熱気化式」や「温風気化式」と書かれているかを見てみてください。
↓タンク約4Lのハイブリッド式加湿器はこちら
スチーム式の加湿器は、水滴は落ちにくくても結露と熱さに注意
スチーム式は、水滴は落ちにくいとされていますが、結露と熱さには気をつけたい方式です。
水を加熱して、蒸気として出す仕組みだからです。
室内の湿度が高くなりすぎると、温度の低い窓や壁などで結露することがあります。
とくに、気温の低い窓ガラスでは、水滴になりやすいです。
朝起きたら窓ガラスに水滴がびっしり、窓の下の床まで濡れていた、ということも起こる場合があります。
置くときは、窓ぎわを避けて、部屋の内側寄りにしてみてください。
湿度計を近くに置いて、確かめながら加湿量を調整すると、加湿のしすぎに気づきやすくなります。
また、吹き出し口や蒸気が熱くなることがあります。
人がよく通る場所や、手が届きやすい低い場所は避けておくと、落ち着いて使えます。
小さなお子さんやペットがいるご家庭では、置き場所をいっそう気にかけてあげてください。
消費電力が大きくなる傾向があることも、知っておきたい点です。

水滴の落ちにくさだけで決めず、結露と置き場所まで合わせて考えると、選びやすくなります。
超音波式を使い続けるなら、置き場所と使い方で濡れを減らす
今の超音波式を気に入っているなら、置き場所と使い方を見直すことで、床の濡れを減らせる場合があります。
床が濡れる原因は、方式のほかに、置き場所や部屋の状態によっても変わるからです。
低い位置や、冷えた床、窓の近くに置いていると、濡れやすくなる場合があります。
私はタオルを敷いて使っていましたが、こまめに替える手間や見た目、安定感が気になりました。
そこで試していただきたいのが、置き場所の工夫です。
- 床にじかに置かず、取扱説明書で置いてよい場所を確かめたうえで、安定した台などに置く
- 冷えた床や窓のそばから離す
- 壁紙やカーテンのすぐ近くを避ける
- 湿度計で確かめながら、加湿量を控えめにする
霧状の水滴が出る方式では、壁紙やカーテンなど、まわりのものを湿らせてしまう場合もあります。
吹き出し口のまわりに、少しゆとりを持たせてあげるとよさそうです。
ちょうどよい高さの家具がないときは、加湿器用のスタンドを使う方法もあります。
加湿器用のスタンドには、天板が竹製のものもあります。
ただし、卓上サイズの加湿器用なので、大きな据え置き型の加湿器は載らない場合があります。
お手持ちの加湿器の底の大きさを測ってから選ぶと、迷いにくくなります。
置き場所を変えても濡れが続くようなら、そのときに買い替えを考えても遅くはありません。
↓加湿器を高い位置に置ける
卓上加湿器用のスタンドはこちら
買い替えるときに、床の濡れ以外に見ておきたいところ
買い替えるときは、床の濡れにくさに加えて、ふだんの使い勝手も一緒に見ておくのがおすすめです。
方式が合っていても、音や給水、お手入れが暮らしに合わないと、使うのがおっくうになってしまうことがあるからです。
たとえば、水を入れるときに、タンクを蛇口まで運ぶのか、その場で注げるのか。
置きたい場所に、本体がすっきりおさまるか。
動かしている間の音が、気にならないか。
こうした場面を、ご自宅の様子に重ねて想像してみてください。
ここからは、見ておきたい点を順番にお伝えします。
気になるところから読んでいただくと、ご自分に合う加湿器が絞りやすくなります。
寝室で使うなら、運転音を確かめる
寝室で使うなら、運転音を先に確かめておくと選びやすくなります。
フィルターに風を通す方式は、ファンが回るので、風の音がすることがあるからです。
静かな夜は、昼間には気にならなかった音が耳に届きやすいものです。
見ておきたいのは、弱い運転のときの音です。
おやすみモードのように、眠る時間に合わせた運転があるかどうかも、手がかりになります。
静音性を重視するなら、運転音の小さい気化式加湿器を選ぶのもひとつの方法です。設置場所は、取扱説明書を確認して選んでください。
操作パネルの明かりを暗くできるかどうかも、合わせて確かめておくと落ち着いて使えます。
音の感じ方は人それぞれなので、「静か」という言葉だけでなく、どの運転のときの音なのかまで見ておくと、選んだあとのずれが少なくなります。
↓おやすみモードの動作音が小さい加湿器
寝室に置く家電で、加湿器と空気清浄機のどちらにするか迷っているときは、こちらの記事もあわせてどうぞ。
→ 寝室に置くなら空気清浄機と加湿器どっち?冬の乾燥とほこりが気になるときの選び方
給水のしやすさとお手入れ
長く気持ちよく使うためには、給水のしやすさとお手入れのしやすさが大切です。
タンクの水やフィルターは、お手入れをしないと汚れやすいからです。
手間がかかりすぎると、ついあとまわしになってしまいますよね。
給水のしかたは、大きく分けて、上から注ぐ方法と、タンクを外して運ぶ方法があります。
上から給水できると、やかんやピッチャーでその場で水を足せます。
タンクを外せると、蛇口の下で水を入れ替えたり、中をすすいだりしやすいです。
上からも、タンクを外しても給水できるハイブリッド式加湿器なら、その日の都合に合わせて使い分けられます。
お手入れでは、次のような点を見てみてください。
- タンクの口が広く、手を入れて洗えるか
- フィルターやトレーが、かんたんに外せるか
- 外した部品を置いて乾かす場所があるか
お手入れの頻度や方法は、製品ごとに違います。
取扱説明書に従って、無理なく続けられそうなものを選ぶと、手間が減らせます。
↓上からもタンクからも給水できる
ハイブリッド式加湿器はこちら
部屋の広さに合うタンクと加湿量
加湿器は、使う部屋の広さに合ったタンクと加湿量のものを選ぶのがおすすめです。
部屋に対して加湿量が足りないと、乾燥がやわらぎにくくなります。
反対に、加湿のしすぎは結露の原因になります。
気温の低い窓ガラスなどで、水滴になってしまうことがあるのです。
選ぶときは、商品ページにある「適用畳数」を、使う部屋の広さと見比べてみてください。
木造の和室とプレハブの洋室では、目安が分けて書かれていることが多いので、ご自宅に近いほうを確かめます。
タンクの大きさも、見ておきたい点です。
タンクが大きめだと、水を足す手間を減らしやすいです。
そのぶん、水を入れたときに重くなるので、持ち運びやすさも一緒に想像してみてください。
広めの部屋で使いたい方には、広い部屋に対応しているハイブリッド式加湿器という選び方があります。
気化式と温風気化式を組み合わせたタイプで、タンクも大きめです。
使い始めてからは、湿度計で確かめながら調整すると、ちょうどよい加湿を保ちやすくなります。
↓プレハブ洋室33畳まで対応のハイブリッド式
加湿器のほかにも、冬の乾燥をやわらげる工夫を知りたい方は、こちらもあわせてどうぞ。
→ 冬の乾燥&冷え対策グッズまとめ!あたため・うるおい・リラックスで心地よく過ごす
まとめ
床の濡れに困ったときは、まず「方式」と「置き場所」の2つを見直してみてください。
床が濡れる原因は、加湿器の方式のほかに、置き場所や部屋の状態によっても変わるからです。
今の加湿器を気に入っているなら、安定した台に置く、冷えた床や窓から離す、といった工夫から始められます。
それでも濡れが気になるときは、方式を変えて買い替えることを考えてみてください。
買い替えるときは、運転音、給水とお手入れ、部屋の広さに合うタンクと加湿量も一緒に確かめておくと、選んだあとの「思っていたのと違った」が少なくなります。
置き方で工夫するのも、買い替えるのも、どちらも間違いではありません。
ご自宅の様子に合うほうを選んで、床を気にせずに、うるおいのある時間を過ごせますように。
↓運転音は最小から最大まで幅のあるハイブリッド式加湿器

