遮光カーテンと断熱カーテンの違いは?朝の光・夏の暑さ・冬の冷気、悩みに合わせた選び方

窓辺にカーテンがかかり、やわらかい光が差し込む部屋のイラスト もの選びを整える(暮らし道具)
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朝、カーテンのすき間から入ってくる光がまぶしい。

夏になると、窓ぎわがむわっと暑い。

冬は、窓の近くに座ると足もとがひんやりする。

どれも気になるけれど、「いちばん何とかしたいのはどれ?」と聞かれると、自分でも決めきれないことがありますよね。

そんな悩みからカーテンを探し始めると、「遮光」「遮熱」「断熱」など、似たような言葉が並んでいて、何がどう違うのか分かりにくいものです。

結局、「また今度でいいか」と後回しにしてしまうことも。

私自身、遮光カーテンを購入したことがありますが、ふと目が覚めたときに部屋が真っ暗で、「まだ夜?」と思ってしまったことがあります。

暗くしたくて選んだはずなのに、暗すぎると、それはそれで戸惑うんですよね。

カーテン選びは、思っていたより考えることが多いなと感じました。

この記事では、「遮光・遮熱・断熱」の違いを、悩みごとに分けて紹介します。

先に、まとめて備えられるタイプを見ておきたい方はこちらをチェックしてみてください。

↓遮光1級と遮熱・断熱レースがそろったセット

結論:悩みで選ぶと、遮光・遮熱・断熱はこう分かれる

遮光・遮熱・断熱のカーテンが、それぞれおすすめな人を3つずつまとめた表

先に、ざっくり整理しておきます。

  • 朝の光がつらい → 遮光(光をさえぎる)
  • 夏の暑さがつらい → 遮熱(日差しによる熱を室内に入りにくくする)
  • 冬の冷気がつらい → 断熱(室内の熱を逃がしにくくする)

3つをすべてそろえる必要はありません。

まずは「いちばん困っていること」を1つ決めてみると、見るべき表示がしぼられて、カーテンを選びやすくなります。

なお、遮光・遮熱・断熱は、それぞれ別の商品しかないわけではありません。1枚のカーテンに複数の機能が備わっている商品もあります。

ここからは、それぞれどんな部屋や場面に向いているのか見ていきましょう。

朝の光がつらい人→遮光

遮光は、外から入ってくる光をさえぎるためのカーテンです。

たとえば、東向きの寝室。

休みの日も朝日が差し込んできて、顔に光が当たってまぶしい……。

そんな場合は、まず「遮光」の表示を確認してみてください。

ただし、「暗ければ暗いほどいい」とは限りません。

暗さの感じ方は、人によって違います。

そのため、「光をどのくらい残したいか」も一緒に考えておくと選びやすくなります。

遮光には等級があり、暗さの度合いを選べる商品もあります。

たとえば、同じシリーズで1級と2級から選べたり、レースカーテンとのセットを選べたりするタイプもあります。

「寝室はしっかり暗くしたいけれど、リビングは少し明るさを残したい」というように、部屋ごとに使い分けることもできます。

↓色ごとの遮光等級を見比べられます

夏の暑さがつらい人→遮熱

遮熱は、日差しによる熱を、室内に入りにくくするためのものです。

西日が当たる午後になると、窓ぎわの床やソファがじんわり熱くなる。

そんな部屋で気になるのが、昼間の日差しです。

とはいえ、昼間からドレープカーテンを閉めてしまうと、部屋の中まで暗くなってしまいます。

そこで、日中はレースカーテンを使う方法があります。

遮熱とUVカットに対応した日本製のレースカーテンなら、室内の明るさを残しながら、日差しへの対策を考えられます。

なお、夏の強い日差しをしっかり抑えたい場合は、カーテンだけでなく、すだれやシェードなど窓の外側で日差しを遮る方法もあります。

↓外から見えにくい
ミラータイプのレースカーテン

冬の冷気がつらい人→断熱

断熱は、熱が室内と屋外の間を移動しにくくするためのものです。

冬は室内の熱を逃がしにくくし、夏は外からの熱が入りにくくする働きがあります。

冬の夜、窓の近くに行くとひんやりする。

朝、カーテンを開ける前から、窓ぎわだけ空気が冷たく感じる。

そんな窓まわりの寒さが気になる方は、「断熱」という表示を探してみてください。

ただ、「断熱カーテン」という名前で販売されているとは限りません。

「保温」など、別の表現が使われていることもあります。

名前だけで探して見つからないときは、商品の説明を確認してみましょう。

カーテン以外にも、窓ガラスに貼る断熱シートなどの方法があります。

カーテンで対策するなら、断熱性能を記載した日本製のドレープカーテンもあります。

こちらの商品は、遮光1級に加えて、遮熱と防炎にも対応しています。夜に閉める寝室のカーテンとしても候補にしやすいタイプです。

暗さが気になる方は、遮光の等級もあわせて確認しておきましょう。

↓40色から選べる
ひだのあるドレープタイプ

遮光・遮熱・断熱という言葉は、商品や資料ですべて同じように使われているわけではない

3つのうち、数字で等級が定められているのは遮光です。

遮光性については、一般社団法人 日本インテリアファブリックス協会(NIF)が等級を定めています。

  • 1級:遮光率99.99%以上
  • 2級:遮光率99.80%以上99.99%未満
  • 3級:遮光率99.40%以上99.80%未満

1級がもっとも暗く、数字が大きくなるほど、明るさが残ります。

なお、遮光1級でも、カーテンの色や生地、取り付け方などによって、実際に感じる明るさは変わります。

遮光率の測定方法については、JIS L1055「カーテンの遮光性試験方法」で定められています(出典:岐阜県産業技術センター「産技セnews」2014年10月号)。

また、1級の中でも、遮光率が100%に近いものを「完全遮光」などの名前で販売している商品もあります。

「完全遮光」は遮光1級とは別の正式な等級名ではなく、商品ごとの表現として使われている場合があります。

こうした表現は商品によって異なる場合があるため、実際の商品ページで表示を確認しておきましょう。

遮熱と断熱は、使われている言葉や説明が必ずしも統一されているわけではありません。

たとえば、滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県などの冬の省エネ資料では、「遮熱カーテンなどを利用して、部屋の断熱性を高めましょう」と案内されています(出典:京都府ほか「未来のために いま選ぼう 冬の省エネ」)。

冬の対策なのに、「遮熱カーテン」と書かれているんですね。

このように、「遮熱は夏だけ」「断熱は冬だけ」と、きれいに分けられるものではありません。

だからこそ、名前だけで判断しないことが大切です。

遮光・遮熱・断熱・保温のどれが記載されているのか。

商品説明を確認しながら、自分の悩みに合うものを選んでみてください。

1枚でまとめて対策したいとき

「朝の光も、夏の暑さも、冬の冷気も気になる」という方には、遮光・遮熱・断熱など、複数の機能を備えたタイプもあります。

それでも、最初に「いちばん困っていること」を決めておくのがおすすめです。

兼用タイプでも、対応している機能や特徴は商品によって少しずつ違います。

「これだけは外したくない」という基準を1つ決めておくと、商品を比較しやすくなります。

もう1つ気をつけたいのが、暗さです。

複数の機能を備えたカーテンの中には、思ったより部屋が暗くなるものもあります。

「まだ夜?」となりたくない方は、遮光の等級も忘れずに確認しておきましょう。

たとえば、ドレープカーテンと、遮熱・断熱に対応したレースカーテンがセットになった日本製の商品もあります。

保温や防炎にも対応しているため、昼はレース、夜はドレープというように、時間帯で使い分けることもできます。

↓遮光1級と遮熱・断熱レースのセット

買う前に確認したいこと

選ぶタイプが決まったら、次の3つを確認しておきましょう。

窓のサイズ

まずは、窓の幅と丈をメジャーではかってメモしておきます。

丈については、窓の下まで届くカーテンのほうが、すき間を少なくしやすいと案内している会社が多いようです。

レースカーテンとの組み合わせ

昼はレースだけ、夜はドレープも閉める、という使い方をするご家庭も多いと思います。

昼の日差しが気になるならレースカーテンに、夜の窓ぎわの冷えや光が気になるならドレープに、と役割を分けて考えてみるのも方法です。

今使っているレースカーテンをそのまま使うのか、一緒に買い替えるのかも、ここで決めておくと迷いにくくなります。

カーテンの合わせ目のすき間

カーテンを閉めたつもりでも、中央の合わせ目が少し開いて、そこから光が入ってしまうことがあります。

そんなすき間が気になる場合は、合わせ目をとめるマグネットを使う方法もあります。

↓カーテンの合わせ目をとめる!
2個入りのマグネット

まとめ

カーテン選びで迷ったら、まず「何にいちばん困っているのか」を考えてみてください。

朝の光なのか、夏の暑さなのか、それとも冬の冷気なのか。

いちばん気になることが決まると、見るべき表示もしぼりやすくなります。

あとは、商品名だけで決めず、遮光・遮熱・断熱・保温など、どんな機能が記載されているのかを確認しながら、自分の部屋に合うものを選んでみましょう。

「とにかく暗くしたい」という方もいれば、「暗すぎるのは困る」という方もいます。

カーテンは毎日使うものだからこそ、自分が困っていることに合わせて選ぶことが大切です。

暗さの度合いから選んでみたい方は、こちらもチェックしてみてくださいね。

↓色ごとの遮光等級を見比べられます

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