実家の片付けをしていて、引き出しや箱の奥から出てきた大量の切手。
思わず手に取って眺めながら、しばらく動けなくなってしまった。
今、あなたはそんな状況かもしれません。
「これ、親が大事に集めてたんだよな」
「一枚一枚お金みたいなものだから、捨てるのは気が引ける」
「でも、こんなにあっても使いきれる気がしない…」
もったいない気持ちと、どうにもできない現実の間で、心が止まってしまう。
ゴミにするのは罪悪感があるけれど、持ち帰って保管する余裕もない。
そんなふうに迷えば迷うほど、「どうしよう」という重たい宿題だけが頭に残り続けてしまいます。
この記事では、大量の切手を前に立ち尽くしてしまったあなたへ、無理に決断を迫るのではなく、気持ちを軽くしながら整理していく考え方をお伝えします。
「価値があるかも」という迷いが、あなたの元気を奪っている
実家の片付けが思うように進まない理由のひとつは、手に取るたびに
「これは何だろう?」
「価値があるのかな?」
と考えてしまうことです。
特に切手は、たとえ少額でも(手紙やハガキを送ることができる)お金として使えるものだからこそ、手放す決断が重くなりがちです。
※郵便局では現金に戻すことはできず、手数料を払って新しい切手などに交換する形になります。
「この中に貴重なものがあったらどうしよう」
「知らずに処分して後悔しないかな」
そんな不安が、気づかないうちにあなたの思考を止めてしまいます。
でも、その迷いはあなたが優柔不断だからではありません。
価値が分からないものを目の前にして、無理に答えを出そうとしているから、片付けの手が止まってしまうのです。
気持ちを楽にするための「3つの物差し」
気持ちを楽にするために、以下の3つの基準で今の状況を見つめてみてください。
「今の生活」にそれは必要?
今、あなたの家でその切手を使うシーンはどれくらいありますか?
もし数年以内に使い切れるイメージが湧かないのであれば、それは「今のあなた」に必要なものではなく、「過去の思い出」の一部です。
「保管する場所」のコストを考えてみる
「とりあえず取っておこう」と持ち帰っても、結局またどこかの引き出しに眠らせることになります。
その場所を、今のあなたをリラックスさせるための空間に変えられたとしたら、どちらが心地よいでしょうか。
詳しい人に見てもらうという選択肢もある
自分ではゴミだと思っていたものが、実は誰かにとっての宝物である可能性もあります。
逆に、自分では価値があると思っていたものが、そうではないとはっきりすることもあります。
どちらの結果になるにせよ、「はっきりさせる」ことで、心のモヤモヤは消えていきます。
「自分で決めない」という選択肢
私たちはつい、「自分で何とかしなきゃ」と考えがちです。
けれど、切手の種類や歴史、今の市場での評価をゼロから調べて、ひとつひとつ仕分けしていくのは、膨大な時間とかなりの精神力が必要になってきます。
片付けのゴールは、切手に詳しくなることではなく、気持ちが楽になることのはずですよね。
もし、あなたが「これ以上考えるのがつらい」と感じているなら、その判断を思い切って「外に出す」という選択肢を自分に許してあげてください。
自分が判断を下すのではなく、客観的な基準を持っている第三者に一度見てもらう。
それだけで、「自分がどうにかしなきゃ」というプレッシャーから解放されます。
頑張った自分に、小さな「区切り」をプレゼントする
実家の片付けをここまで進めてきたあなたは、もう十分に頑張っています。
これ以上、一人で悩む必要はありません。
もし、「自分一人ではもう決められないけれど、納得のいく形で片付けたい」と思うなら、一度その道のプロに声をかけてみるのも選択肢のひとつです。
たとえば、福ちゃんのように切手を扱っているところに相談してみると、あなたが抱えていた大量の切手に対して、自分では出せなかった「答え」を代わりに出してくれます。
「売る」と意気込む必要はありません。
まずは「今のこの切手たちがどういう状態なのか、教えてもらう」くらいの、軽い気持ちで大丈夫です。
切手によっては値段がつかないこともありますし、話を聞いて「やっぱり手元に残したい」と感じたら断っても問題ありません。
ただ、誰かに見てもらうだけで、不思議と止まっていた時間が少し動き出すかもしれません。
ずっと一人で抱えていた重さが軽くなれば、実家の片付けも、また一歩前に進むことができるのではないでしょうか。

