引っ越しの荷造りをしていると、押し入れの奥から古い一眼レフやレンズが出てくることがあります。
かつて家族が大切にしていたものや、自分が昔愛用していたものほど、手にした瞬間に「どうしよう」と手が止まってしまいます。
「壊れているかもしれないし、ゴミとして捨てるべき?」
「でも、もし価値があったらもったいない」
そんなジレンマに悩んでしまうのは、あなたがそのカメラを大切に思っている証拠です。
けれど、あまりカメラに詳しくない場合、自分一人で正解を出そうとするのは、想像以上に心と頭を疲れさせてしまいます。
この記事では、引っ越しという時間のない中で、古いカメラをどうしようか迷っている方へ、自分の気持ちが整理できる考え方のヒントをお伝えします。
「捨てたら後悔、残せば邪魔」その迷いの正体
引っ越し作業も終盤に差しかかったころ、忘れていた古いカメラが出てくる。
その瞬間、手が止まる人は少なくありません。
「もう使わないし、新居に置く場所もない」
同時に、
「父親が大切にしていたものだったな」
「当時は高かったはずだし、もしかして価値があるかも」
そんな気持ちも浮かんできます。
現実と感情が、同時に引っ張り合う。
だから、なかなか決められないのです。
しかもカメラは、見ただけでは価値がわかりません。
動くのかどうかも、レンズに意味があるのかも、正直よくわからない。
型番ひとつで評価が変わることもある、と聞けばなおさらです。
自分の中に判断の物差しがないまま、「さあ、どうする?」と迫られる。
それは、思っている以上に疲れること。
だからつい、「また今度でいいか」と箱を閉じてしまう。
今あなたが感じているのは、モノの多さそのものよりも、「自分では答えが出せないものを、無理に決めようとしている疲れ」なのかもしれません。
気持ちを整理するための「3つの物差し」
すぐに結論を出そうとしなくて大丈夫です。
まずは、あなたの気持ちを少しだけ整えるところから。
次の3つの視点で、目の前のカメラを眺めてみてください。
新居で、自然に手に取っている姿が浮かぶか
新しい家での暮らしが始まったとき、そのカメラをふと手に取っている自分を想像できますか。
「いつか使うかも」ではなく、
「使っている場面がなんとなく浮かぶかどうか」
もし具体的な場面が思い浮かばないなら、今のあなたの生活とは、少し距離ができているのかもしれません。
それを持っていると、気持ちは軽いか、重いか
カメラを箱から出したとき、どんな感覚がありますか。
懐かしさや温かさでしょうか。
それとも「どうしよう」という小さなため息でしょうか。
モノの価値よりも、まずは自分の感覚。
持ち続けることで安心するのか、迷いが増えるのか。
その違いは、意外と大きなヒントになります。
「決められない自分」を責めていないか
カメラは、見ただけでは価値がわからないものです。
型番や状態で評価が変わると聞けば、なおさら迷って当然です。
それなのに、
「ちゃんと判断できない自分が悪い」と思っていないでしょうか。
決められないのは、あなたが弱いからではありません。
判断材料が足りないだけ。
まずは、その事実を認めてあげる。
それだけでも、心は少し落ち着きます。
自分ひとりで抱えなくてもいい、という選択
もし、カメラに詳しい人が隣にいたら。
きっとあなたは、
「これ、どう思う?」と気軽に聞くはずです。
わからないことを、わからないままにしておくのは不安です。
でも、全部を自分で調べて、正解を出そうとするのは、もっと疲れます。
古いカメラは、とくに判断がむずかしいものです。
見た目はくたびれていても、
部品に価値があることもあります。
逆に、立派に見えても、今はほとんど需要がないものもあります。
それをネット検索だけで見極めるのは、正直むずかしい。
フリマアプリで売る方法もありますが、動作確認や清掃、梱包、やり取りまで考えると、引っ越し準備中には少し負担が大きいかもしれません。
だから、
「いまの状態を、そのまま見てもらう」
という段階をはさんでみるのもひとつの方法です。
決めるのは、そのあとでも遅くはありません。
相談という「途中の出口」をつくる
「売る」か「残す」か。
その二つだけで考えるから、苦しくなるのかもしれません。
でも、
「まずは相談してみる」という途中の出口をつくると、気持ちは少しやわらぎます。
たとえば、古いカメラの査定も扱っている福ちゃんのようなサービス。
まだ手放すと決めていなくても、「これって価値がありますか?」と聞くところから始められます。
引っ越しシーズンは予約が埋まりやすいこともあるため、気になる場合は少し余裕をもって相談してみると安心です。
出張査定であれば、査定料や出張料は基本的にかからず、金額を聞いてから「やっぱり持っておきます」と断ることもできます。
もちろん、状態や機種によっては思ったほどの金額にならないこともあります。
場合によっては、値段がつかないこともあるでしょう。
それでも、プロの目で一度見てもらうことで、想像だけで抱えていた迷いが、静かな事実に変わります。
価値がわかれば、その先の選択もしやすくなります。
納得できれば、気持ちよく手放すこともできる。
大切なのは、引っ越し当日までに「どうしよう」を減らしておくこと。
重たかった箱が、少しだけ軽くなるかもしれません。
